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2004/05/29

無年金障害者(4)

無年金障害者に対する救済策が議員立法として今国会に法案提出される予定でしたが、残念ながら、断念されることが決まりました。
次回以降の国会へ廻されます。

これは、いわゆる「国民年金保険料未納問題」のあおりを受けて国会が混乱しているため。
ただ、未納が次々と発覚するのはもちろん決して好ましいことじゃないですけど、元はと言えば、年金制度があまりにも複雑過ぎることが最大の原因です。

ちなみに、年金制度が複雑過ぎる例として、以下のようなものが挙げられます。

● 1)
大きく分けて、国民年金(基礎年金)、厚生年金、共済年金の3つがある。
厚生年金(サラリーマン)や共済年金(公務員)の被保険者は、同時に国民年金の被保険者でもある、ということになっている。
● 2)
基本的に、20歳以上の誰もが国民年金の被保険者でなければならない、という前提になっている。
言い替えると、20歳以上なら、誰もが国民年金保険料を支払わなければならない。
但し、厚生年金や共済年金の被保険者については、厚生年金保険料や共済年金保険料の中から国民年金保険料を支払っている、と見なしている。
● 3)
議員年金(国会議員)は、実は、に掲げた3つのいずれにも含まれてなく、制度上は「退職金共済制度」(端的に言えば、国と国会議員の双方がお金を積み立てて議員の退職金<これを「議員年金」と呼ぶ次第>にする、という制度)に過ぎない。
そのため、国会議員は国民年金の第1号被保険者(後述)になる必要がある。
しかし、大半の国会議員がこの点を誤解していたため、国民年金保険料未納問題があれだけの大騒ぎに発展した。
● 4)
国民年金の被保険者の分類として、第1号被保険者(自営業者・学生・国会議員など、第2号被保険者や第3号被保険者以外の人)、第2号(サラリーマン)、第3号被保険者(サラリーマンの配偶者)がある。
● 5)
で掲げたそれぞれの「号」を切り替えるための手続きを怠ると、すぐに「未納期間」ができてしまう。
● 6)
基本的には、計25年分の保険料を納めないと「老齢基礎年金」を受け取れない。
● 7)
第3号被保険者は、自分自身では全く国民年金保険料を支払わないが、実は、配偶者(第2号被保険者)の厚生年金保険料の中から支払っている、と見なしている。
● 8)
障害基礎年金は、実は2種類ある。
通常タイプと、20歳前障害によるタイプ。
● 9)
「20歳前障害」を理由とする障害基礎年金は、所得の額次第で支給額がカットされてしまう。
但し、かなりの額の所得がない限り、まずカットの対象になることはない。
一方、通常タイプではカットはない。
● 10)
老齢基礎年金の受給者は、実は、受給額からこっそり「介護保険料」が天引きされている。

はっきり言って、専門職にも憶えきれませんわ(苦笑)。

こういった複雑な年金制度をとにかく抜本的に見直してもらわないと。
そうでなければ、無年金障害者の救済策を考えようが、あるいは未納問題をあれこれと取り上げようが、将来に何もつながってゆかない(あるいは年金制度そのものが消滅に至っちゃう?)んでは?

国会議員の皆さま、国会のときにケータイでテトリスなんかしてないで(テレビですっぱ抜かれてましたねぇ…。)、真剣に議論して下さいな。
ほんとうに!

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