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2007/04/09

障害者に関する世論調査─内閣府

内閣府大臣官房政府広報室は4月7日、2007年(平成19年)2月に実施した「障害者に関する世論調査」の内容を公表した。

【 概要 】

2007年(平成19年)2月、全国の成人男女3000人を対象に、内閣府が面接方式で実施。
1815人から回答を得た。有効回収率は60.5%
1987年(昭和62年)からほぼ5年毎に実施しており、今回が5回目。

2004年(平成16年)5月に障害者基本法が改正され、障害を理由にした差別や権利利益の侵害禁止が2004年(平成16年)6月に施行された改正障害者基本法に初めて明記されたのを受けて、今回は初めて、差別や偏見についての意識を探る質問を設けた。

◆「世の中には、障害者に対して、障害を理由とする差別や偏見があると思うか?」
 ある‥‥52.0%
 少しはある‥‥31.0%(→ 全体の82.9%が「差別や偏見がある」と回答
 ない‥‥15.1%
 ★ 内閣府障害者施策担当者の談話「非常に高い値。意識の問題だけに根が深い。」

◆「差別や偏見がある」と答えた割合(年代別)
 20代‥‥97%
 30代‥‥95.3%
 40代‥‥96.2%
 50代‥‥87%
 60代‥‥75.2%
 70歳以上‥‥58.2%
 ★ 若い世代ほど感じており、20~40代では9割超
 ★「発達障害」に対する社会の理解が深まっていない、と考える人の割合は過半数以上

◆「5年前とくらべて、状況が改善されたと思うか?」
 改善されている‥‥57.2%(改善されている、少しは改善されている)
 改善されていない‥‥35.3%

◆「法改正で差別などの禁止が明記されたことを知っているか?」
 知らない‥‥59.3%
 知っている‥‥40.7%

◆「スロープ整備や手話通訳の用意などの配慮や工夫を行わないことは『障害を理由とする差別』にあたる場合があると思うか?」
 あると思う‥‥52.9%
 あるとは思わない‥‥36.0%

◆「自身または家族ら身近な親族に、障害者がいる(いた)か?」
 いる(いた)‥‥33.4%(前回調査時<2005年(平成17年)1月>より +12.4ポイント)
 ★ 内閣府障害者施策担当者の談話「高齢化が進み、身近な人に病気や加齢による後天的な障害のある人が増えている。」

◆「気軽な会話や手助けの経験があるか?」
 ある‥‥68.4%(前回調査時<2001年(平成13年)9月>より +9.6ポイント)
 ★ 内容(複数回答)
 相談相手や話し相手になった‥‥53.7%(最多)
 車いすを押した
 横断歩道や階段で手助けをした
 席を譲った など

【 調査報告書 本文 】
【 リンク 】 障害者に関する世論調査(内閣府 平成19年2月調査)

【 関連記事(当サイト) 】
【 リンク 】 障害のある当事者からのメッセージ(内閣府 平成16年12月調査)

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コメント

私は子どもの時期からの障害者(骨形成不全症・両下肢機能障害)で、幼少の頃は、ちょっと何かにぶっつけたりしますと骨折を起こしてしまいました。
そのため、就学免除(昭和18年生まれ)で、小学校へは入学することができませんでした。
当時、障害者が置かれていた環境です。
それに、「障害者は恥ずかしい」という日本文化。

障害者義務教育が制度化されたのは1979年。
但し、分離教育(養護学校)であったため、障害を持っていない子どもたちと交流しながら成長する、という機会が断たれてしまいました。
その結果、「健常者」とか「障害者」とかという言葉から、私たち障害者は、ある意味で恥辱感を感じてしまっています。

「心の段差」。
結果として、相互に理解することを困難にさせている、と私は思っております。
いま必要で重要なことは、社会の人たちが障害者と積極的に交流すること(友だち関係)だと、私は思っております。

投稿: 矢田部一郎 | 2007/11/10 15:52

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