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2009/01/26

駐車禁止除外指定

歩行困難な下肢障害者等に交付される「駐車禁止除外指定車標章」に関し、警察庁は平成20年12月18日、下肢障害については、その交付対象を「身体障害者手帳4級以上の重い障害を持つ者」に戻すよう、各都道府県警察本部宛に通達を出しました。

[PDF]平成20年12月18日付けの通達

実際の運用(適用)については各都道府県にゆだねられるため、いますぐに全国一律的に元に戻る、というわけではありませんが、朗報です。

下肢障害については、元は4級以上の重い障害を持つ者が交付対象でしたが、平成19年の2月に、より障害の重い「3級の1」以上へと、交付対象が狭められていました。
つまり、3級の2、3級の3、4級全部が交付対象外になってしまったのです。

下肢障害(身体障害者手帳)における3級・4級とは?
(3級のほうが重い)

4級:
 4級の1
  両下肢のすべての指を欠く
 4級の2
  両下肢のすべての指の機能の全廃
 4級の3
  一下肢について、その下腿の2分の1以上で欠く
 4級の4
  一下肢の機能の著しい障害
 4級の5
  一下肢の股関節(又は膝関節)の機能の全廃
 4級の6
  一下肢について、健側と比べて10センチ以上短い
  (又は健側の10分の1以上短い)

3級:
 3級の1
  両下肢をショパール関節(ショパー関節)以上で欠く
 3級の2
  一下肢について、その大腿の2分の1以上で欠く
 3級の3
  一下肢の機能の全廃

平成20年12月18日通達が出される以前の警察庁通達等級表
障害の区分 障害の級別
視覚障害 1級から3級までの各級及び4級の1
聴覚障害 2級及び3級
平衡機能障害 3級
上肢不自由 1級、2級の1及び2級の2
下肢不自由 1級から3級の1までの各級
体幹不自由 1級から3級までの各級
乳幼児期以前の非進行性の
脳病変による運動機能障害
上肢機能:1級及び2級
(一上肢のみに運動機能障害がある場合を除く)
移動機能:1級から2級までの各級
心臓機能障害 1級及び3級
じん臓機能障害 1級及び3級
呼吸器機能障害 1級及び3級
ぼうこう又は直腸の機能障害 1級及び3級
小腸機能障害 1級及び3級
ヒト免疫不全ウイルスによる
免疫機能障害
1級から3級までの各級
小児慢性特定疾患児 色素性乾皮症患者に限る
知的障害者 重度
精神障害者 1級

実際問題としては、「上半身の筋力が消失してしまって杖がつけず、結果として歩行困難」 などという例も考えられることから、「単純には区分できない」という現実があります。
さらには、「その他の障害(聴覚障害、知的障害など)までも「歩行困難者」とするのはなぜ?」、といったような問題点もあります。
今後のさらなる改正・見直しが望まれるところです。

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