映画・テレビ

2007/11/03

字幕放送に対する放送行政指針

総務省情報通信政策局10月30日「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針(字幕放送に対する放送行政指針)」を公表しました。
この指針では、平成20年度から平成29年度までの10年間を目途に、新たに下記のような番組に字幕を付与することが目標とされています。

1.再放送される番組
2.複数の人が同時に会話を行なう、という場合以外の、生放送の番組
3.手話によって音声を説明している番組(= 新たに字幕も付与する)
4.大部分が歌唱である音楽番組(= 歌詞等の字幕を付与する)
5.データ放送等(= デジタル化への対応)
6.解説放送

指針はもともと、平成9年に当時の郵政省が策定した「字幕放送普及行政指針」を出発点としています。
これを引き継いで、総務省は平成19年3月「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送に関する研究会」(平成18年10月~平成19年3月)の報告書(まとめ)を公表しましたが、今回公表された指針は、同研究会報告書による提言等を踏まえた内容となっています。

そこで、下記のとおり、研究会の報告書(まとめ)も含めた指針の内容をPDFファイルで用意しました。
ぜひ参考にしてみて下さい。

【ダウンロード】
 [PDF]視聴覚障害者向け放送普及行政の指針(字幕放送に対する放送行政指針)

【ダウンロードの手順(Windowsの場合)】
 Internet Explorer 6 を使っている場合は、次のとおりです。
 なお、「名前をつけて保存」するときのファイル名は、自動的に付きます。
   1.リンク([PDF])の上をマウスで右クリック(マウスの右ボタンを使う)
   2.コンテキストメニュー(右クリックしたときのメニュー)が現われる
   3.「対象をファイルに保存」を選択
   4.「ファイルのダウンロード」で「名前をつけて保存」を行なう

【関連記事(当サイト)】
 政見放送に字幕を

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2004/06/03

光とともに…(6)

里緒先生が、七月小学校&あさがお学級を去ってしまうようで。
「障害児教育を勉強し直すために、もう1度大学へ。」っていう設定らしい…。

実際の学校でも、たとえどんなに親身に指導して下さっていても教師の異動はついてきますから、親御さんにとっても、もちろん、障害を持つ子どもにとっても、実につらいところがあるようです。
時には、成長(特に「心の成長」)が止まってしまったり、ひどいときには「退行」(逆戻り)すらあります。
言い替えれば、それだけ障害児教育にたずさわる教師の存在が大きい!親御さんと二人三脚、ですよネ。
すごいことだなー、って思いますし、たとえ「ドラマの中のこと」であっても、里緒先生にすっかり感情移入してしまった私です。
まぁ、最初は、里緒先生役の小林聡美さんにちょっと抵抗があったんですけどね(苦笑)。

ドラマは、あと2回ほど(第10回が最終回?)で終わっちゃうようなんですけど(里緒先生の退職で終わるんだろうなぁ)、ぜひとも「続編」を作ってほしいなー、って強く思っています。


● 日本テレビ系ドラマ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」(文字放送<字幕付き>)
キャスト:篠原涼子(東 幸子)、小林聡美(里緒秀美)、山口達也(東 雅人)、斎藤隆成(東 光)
http://www.ntv.co.jp/hikari/
http://www.ntv.co.jp/drama/hikari/

● 原作「光とともに…~自閉症児を抱えて~」
戸部けいこ著 秋田書店「for Mrs.」連載中(コミックスあり。第6巻<最新巻>が出ました。第1~6巻まで発売中。)
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=31383969
http://myshop.esbooks.co.jp/myshop/tobekeiko
http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20040412tobe/01.html

● 「光とともに…」掲示板(日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/hikari/bbs/index.html

● 「光とともに…」親子掲示板(日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/hikari/oyako/index.html

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2004/06/02

光とともに…(5)

号泣!
きょう(6月2日)のドラマ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」(第8話)は、とても涙なしには見られませんでした。

知的障害児・者施設(実際には、入所児・者の9割近くが自閉症児・者)に勤めているとき、今回のドラマと同様なシーンに、実際に何度も出会ってきました。
指導員が身体ごとぶつかっていって、試行錯誤して…。
それでも、短い間にはなかなか結果が出ないことも多いんだけど、子どもたちは無限の可能性を持ってて、時間さえかければ必ず応えてくれた!

そんな日々が、走馬灯のように「ぶわーっ」って思い出されて。

当時の指導員のひとりひとりを、里緒先生に重ねながらドラマを見ていました。
さらに、子どもの成長を心から喜んで、そして、子どもを最大限に愛する親御さんの姿。それは施設でも全く同じでしたから、幸子おかあさんたちとも重ねながらドラマを見ていました。

「人間」って、いいな…。
たとえどんなに重い障害を持っていても、「人間」っていいな!
「生きる」って、どんなにすばらしいことだろう!

正直言って、障害児・者福祉の「現場」に戻りたくって、ほんとうにたまらなくなりました。
人間相手の仕事がしたい!自分がめざす所は、結局はそこにしかないのかも、と。

そんなことさえ思って。とにかく、いろいろな思いが「ぶわーっ」と…。

いろいろな意味で、とにかく「泣かせてくれる」回でした。
ドラマをごらんになった皆さんはいかがでしたか?

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2004/06/01

光とともに…(4)

4月14日(水)夜10時から始まった、日本テレビ系列のドラマ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」(水曜夜10時から放送)。
明日(6月2日)は、早くも第8話ですネ。

第6話(5月19日)は光くんが下校時に行方不明になっちゃう話、そして、第7話(5月26日)は運動会の「ネズミマーチ」に向けた取り組みの話。
それぞれの話ごとに自閉症児の特徴が実によく描かれてますし、また、自閉症児を抱えてる親御さんの心の葛藤なども、幸子おかあさんを通して、これまた的確に描かれてる…。
たかがドラマ、されどドラマなんですよねー。少なくとも、自閉症に対する誤解や偏見の軽減のために、大いに役立ってるドラマだと思います。

さて。
第6話や第7話を通して感じたことを述べてみますネ。

自閉症児の周りの世界への関心が広がってゆくにつれて、どうしても、周囲の大人たちや友人・クラスメートと衝突しちゃう場面も多くなってきますよね?
自閉症児には彼ら特有の「自分なりのルール」があるんですけど、それが周囲の大人たちや友人・クラスメートとは相容れないものであることが多いため、衝突の原因になっちゃうんです。

里緒先生や幸子おかあさんが、「周りの世界への関心の広がり」を光くんの「成長」、って肯定的にとらえることはもちろんすばらしいことですし、発達障害児・者に対する教育・支援上からもすごく大事なことだと思います。
ただ、衝突が繰り返される、ってことは、その裏に、前述したような、自閉症児特有の「社会性の偏奇(一種の非社会性)」があることが事実なんですよね…。
要するに、一般社会では受け入れられない・受け入れがたい「こだわり」とかがあるわけです。
そして、そのことが原因となって、他傷(他人を突き飛ばしたり、叩いてしまったりする行為)が出てしまったりする。もえちゃんが突き飛ばされたシーンなどが典型例です。

一般社会で許されないことは、いくら自閉症児だからと言っても許されることではありません。
自閉症っていう「障害」を周りの人たちに十分理解してもらうことは非常に大事なことですけど、しかし、「自閉症」ってことを免罪符にしちゃあいけない。そう思います。
言い替えれば、だからこそ、自閉症児に対する早期教育・早期支援がものすごく大事になってくる…。これで非常に大きな差がつきます。
実際、私は仕事を通して見てきてるんですけど、親御さんやご家族がじっくりとお子さんに向かい合っているご家庭ほど、自閉症児特有の「社会性の偏奇(一種の非社会性)」がぐーんと薄まっています。親御さんの力、そして、周りの大人たちの力って、すごく大きいですよね!

これは、何も自閉症児ばかりじゃなくって、健常児に対しても言えること。
言葉は悪いんですけど、最近、「クソガキ!」って思っちゃうくらい行儀の悪い、社会性に欠けている子どもたちが多いんで、「親御さんはどういう育て方をしてるのかなぁ?」って疑問に思っちゃうことも多いんですよ。
親御さんが真剣に子どもを育ててゆけば、子どもはきちっと返してくれるんじゃないかな?
子どもの社会性って、親御さんによって磨かれてゆくんだと思います。

ところで。
運動会の練習。これ、自閉症児が最も苦手にすることの1つです。
でも、う~ん、私も小学生のとき、とにかくイヤでイヤでたまんなかったけどなー。おなかが痛くなっちゃって、学校を休んだり…。
何も、練習がイヤなのは光くんだけじゃないんですよネ。自閉症児だから特別、っていうわけじゃなくって、案外、同じところがあるもんです(苦笑)。

親御さんにとっては、運動会っていうのは、子どもの成長を感じる最大の機会なんだそうですねぇ。
特に、障害児の親御さんは一喜一憂。親御さんの期待に反しちゃうと、親御さんが「どーん」と落ち込んじゃうこともあったりするそうです。
幸子おかあさんも、いろいろ葛藤してましたよネ。すごくわかるような気がしました。自分が親になって(あっ。まだ子どもには恵まれていないんです。)、仮に障害児を持ったとしたら、やっぱり同じようなことを感じるんじゃないかな?、とも思います。

第8話(6月2日)は、いよいよ運動会のシーン。
光くん自身、そして、クラスメート…。それぞれの登場人物の成長が生き生きと描かれていることでしょう。とっても楽しみです!

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2004/05/28

光とともに…(3)

日本テレビ系ドラマ「光とともに…」の原作本「光とともに…」(戸部けいこさん著のコミック)の、待望の第6巻が発売されます。
発売予定日は6月3日
ドラマとはまた少し違う、光くんの世界をのぞいてみて下さい。光くんの成長が楽しみですネ。

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2004/05/12

光とともに…(2)

4月14日(水)夜10時から始まった、日本テレビ系列のドラマ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」(水曜夜10時から放送)。
今夜は、早くも第5話です。

いままで4話続けて見てきましたけど、まぁ、「(渡辺いっけいさんが演じる)あんな校長先生、いるわけないよなー」とは思ったりするものの、全体としては、かなりよく作られてるドラマだと思います。
やっぱり、「自閉症って、どんな障害?」っていうことを、視覚的に非常にわかりやすく伝えている…。この意味は、すごく大きいんじゃないかなぁ?
「いままで周りの人に子どもの障害を打ち明けることができなかったけど、このドラマのおかげで、非常に話しやすくなった」っていう声を、たくさんの親御さんたちからききました。

ドラマで取りあげられている光くんの状態も、自閉症児の特徴をかなり的確に表現してます。
もちろん、自閉症児ひとりひとりによって違いますし、光くんの特徴が自閉症児の特徴のすべてじゃありません。「うちの子とはかなり違う」とか「うちは、あんなに散らかしたりしないけどなー」っていう声もききましたけど、それは、ある意味ではあたりまえのことなんじゃないかな?、って思います。

さて。
自閉症児に限らず、障害児は大きな可能性を持っていると思います(きっぱり!)。
健常児とくらべれば、その歩みはすごーく遅いし、場合によっては、なかなか見えてこないかもしれません。じれったくなることもあるでしょうね…。
でも、ドラマでも描かれてるように、周りの大人たちやクラスメートが、根気強く、「その子どもひとりひとり」の障害の特徴に合わせて丁寧に接してゆくんなら、必ず、子どもは変わってゆくと思います!
それこそ、ほんとうの意味での「成長」なんじゃないかなぁ?
傲慢な言葉かもしれませんけど、私にしてみると、「そういった成長を心から喜べる自閉症児の親御さんって、すごく幸せなのかもしれないなぁ…」って思っちゃいました。

私は15年間、知的障害児・者施設に勤めてました。
幼少の頃から成人のときまで、ずーっと同じ施設で暮らしてる子どもたちも多く、また、「知的障害児・者施設といっても、実は、入所者の7~8割を自閉症児が占めてる」っていうのが特徴でした。
それだけに、職員生活の大部分をそのような子どもたちと一緒に過ごしてきた、っていうところがあります。言い替えれば、その子どもたちの成長の過程を見てきた…。
やっぱり、ドラマの幸子おかあさんや里緒先生と同様、光くんのような子どもたちの成長にすっごく感動しましたし、号泣しちゃったこともしばしばでした。
言葉は大変汚いですけど、いわゆる「自閉症マニア」とか「自閉症オタク」と言われる、自閉症児教育に非常に熱心な先生方がいらっしゃいますけど、自閉症児の成長を見てると、先生方のその気持ちがよーくわかるような気がします(苦笑)。

自閉症児への対応って、もう「身体でぶつかって、身も心も擦り切れ果てる」ものなんですけど、でも、だからこそ、ある意味では「やりがい」(表現が適切かどうかはわからないけど)があるんじゃないかなぁ?
ただ、1つだけ気になるのは、「いっしょうけんめいになり過ぎて、自分の理念・理想を押しつけがちになる先生方も多い」、っていう事実。
見方によっては、ドラマの里緒先生も例外じゃないんじゃないかな?、っていう気もしました。
それだけは、気をつけないといけないかもしれませんね。そして、親御さんも「先生」を見る目を養ってほしいな、と。

よろしかったら、どうぞ奮ってコメントをお寄せ下さいね。
お待ちしています。

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2004/04/26

オレンジデイズ(2)

いろいろと話題の「オレンジデイズ」…。
結局、しっかり見ちゃったりしてます(笑)。

聴覚障害者の立場から見ていると、中途失聴者とろう者を混同しちゃってるようなシーンの連続に、かなり困惑しちゃってます。
たとえば、小学校高学年以降に聴こえを喪った中途失聴者の場合、聴こえを喪ってからたった4年で、「おかしいよぉ」って他人から笑われるほど発音がおかしくなる、なんてことはまずありえません。なぜなら、それまでの間に、日本語を使いこなすための3大基礎能力(読む・書く・話す)は修得できちゃってるから。
ろう者の場合はその基礎能力が欠けてしまってるために、発音がおかしかったり、「てにをは」の使い方がおかしかったりしますけど、う~ん、これと混同しちゃってるとしか思えない…。
っていうか、「聴覚障害者=発音がおかしい」って短絡的にとらえられちゃうと、ちょっと困るなぁ。

沙絵(柴咲コウさん)の周りの人たちがみ~んな手話の読み取りが上手!、っていうのも、現実にはありえない…。
沙絵自身もやたらと手話がうまいけど、これも、現実にはちょっと無理がある設定だなぁ。第一、中途失聴者の場合には、手話を使うよりも口できちっと話す、ってことのほうが多いですし(但し、もちろん、個人差はあります。)。

「オレンジデイズ」「光とともに…」「電池が切れるまで」「仔犬のワルツ」など、この春の新番組は、やたらと障害児・者や難病者を題材にしたものが多いですけど、う~ん、それぞれの障害を的確に描写したものって、結局、ないんですよねぇ(「電池が切れるまで」は比較的丁寧に作られてると思いますけど、内容が重過ぎるのが欠点。)。
健常者自身が脚本を書いてるせいなのかなぁ?「これは違うぞ!」っていうシーンが多かったりしますし、取材不足を感じさせられることもしばしば。
では、もし仮に障害者本人が脚本を書いてたら?
必ずしも「障害を正しく伝えられる」とは限らないでしょうけど、少なくとも、健常者の視点から作られたドラマとは違ったものになるはず。そういうドラマを見てみたいな、なんて思います。

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2004/04/24

光とともに…(1)

4月14日(水)夜10時から、日本テレビ系列でドラマ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」が始まりましたね(水曜夜10時から放送)。
原作は、戸部けいこさん著のコミック「光とともに…~自閉症児を抱えて~」。秋田書店刊「for Mrs.」に連載中で、現在、コミックスが1巻から5巻まで発売されてますけど、関係者の間で大変話題になってるだけに、ドラマのほうもかなり期待しながら見てます。

さて。
14日・21日と続けて見たんですけど、「自閉症」っていう発達障害そのものについてはわりかし的確に描写されてるほうかな?、って思いました。
例えば、第1回(14日)の「法事のシーン」。
冠婚葬祭をとっても苦手にする自閉症児が多いですし(もちろん、個人差はあります。)、「ドラマなどでは、ああいった場面で激しいパニックを起こす、っていうことをちゃんと伝えてほしいなー」って、つねづね思ってました。
それだけに、法事のシーンには「おっ。意外ときちっと調べて脚本を書いてるじゃん。」って、思わずニタッとしちゃいました(苦笑)。
第2回(21日)の「絵カードを見せて行動を順序立てするシーン」もそう。ちゃーんとポイントがおさえられてるのに感心しました。
この「視覚的順序立て」って、すごく大事です。でも、けっこう面倒くさいんで、専門家でもついついおろそかにしちゃうところ。「自閉症児に対する療育の原点」をあらためて考えさせられる、ってシーンだったかもしれません。
一方、「ちょっと説明不足では?」って思ってしまったのが、第2回(21日)の「ひかるのいえ」。
あれは、自閉症児の心の安定を図るために比較的よく使われる手法で、例えば、作業所等で「パーテーションで区切って作業に集中させる」っていう形で応用したりします。自閉症児にとっては「音や光などの刺激」がストレスになることが多いんで、それらを避ける意味合いもあります。
ただ、そういった意味があることはおそらく専門家にしかわからないと思うし、逆に、一般の人が「自閉症児の療育ってのは、みんなああいうふうにやるもんなんだなー」って早とちりしちゃう、そんな危険性のほうが大きいと思いますねぇ。
あるいは、「何の意味があるんだろう?」って、光パパ(山口達也さん)とほとんど同じような反応をしちゃうかもしれないなぁ、とも思いました。
それだけに、「ひかるのいえ」については、もうちょっと丁寧に描写してほしかったなぁ。

ところで。
光くんの担当の里緒先生(小林聡美さん)って、あれ、どうにかならんもんかなぁ? 人間味を感じないんですよねぇ。
わざとああいうふうに脚色してるんでしょうけど、現実にああいう仏頂面の教師がいたとしたら、親御さんにとってはたまったもんじゃないだろうなー、って思います。
いくら何でも、教師にだって「人間的な弱さ」とかは当然あるだろうし、ああいう教師だと反発を感じません?
里緒先生は原作にはない設定、っていうこともあって、強い違和感をおぼえます。

そのほか、「実に簡単に小学校へ入学できてしまった」こととか、学校現場の描写にも、「う~ん…」って思いました。
現実には、あんなにうまくゆくことはきわめて稀。むしろ、教育委員会などとドロドロのやりとりを繰り返す例が多い、って耳にします。
それにも増して、「幼児期の療育の大切さ」がすっぽりと抜け落ちてる…。「いくら何でも、あんなにストンって小学校生活に入れるもんじゃない」っていうのが現実ですし、だからこそ、もうちょっとじっくりと幼児期を描いてほしかったですねぇ。
何よりも、原作の良さが死んじゃってます。まぁ、ドラマ化されちゃうとああいうもんなんでしょうけど、それにしても残念。

そう言えば、この先、ドラマでも、光くんの妹の花音ちゃんが登場するのかな?
どういう描かれ方になるのか、ちょっと心配だったりもするんですけどねぇ。
ただ、少なくとも、「自閉症児の世界をドラマで伝えたい」っていう姿勢だけは高く評価しなくっちゃいけないな、って思ってます。

よろしかったら、どうぞ奮ってコメントをお寄せ下さいね。
お待ちしています。

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● 日本テレビ系ドラマ「光とともに…~自閉症児を抱えて~」(文字放送<字幕付き>)
キャスト:篠原涼子(東 幸子)、小林聡美(里緒秀美)、山口達也(東 雅人)、斎藤隆成(東 光)
http://www.ntv.co.jp/hikari/
http://www.ntv.co.jp/drama/hikari/

● 原作「光とともに…~自閉症児を抱えて~」
戸部けいこ著 秋田書店「for Mrs.」連載中(コミックスあり。1~5巻まで発売中。)
http://myshop.esbooks.co.jp/myshop/tobekeiko
http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20040412tobe/01.html

● 「光とともに…」掲示板(日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/hikari/bbs/index.html

● 「光とともに…」親子掲示板(日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/hikari/oyako/index.html

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2004/04/11

オレンジデイズ(1)

4月11日(日)夜9時から、TBSテレビ系列でドラマ「オレンジデイズ」が始まります(日曜夜9時から放送)。
「福祉心理学(ちなみに、私の学生時代の専攻もこれ)を学ぶ大学4年生」という役柄の妻夫木聡さん(好青年なんで、結構好きです~)と、「将来を嘱望されていたバイオリニスト」という役柄の柴咲コウさん(あんまし好きなタイプじゃないな~)が主演。
で、柴咲コウさん演じる沙絵なんですけど、「4年前に病気で中途失聴者になってしまった」という設定になってます。

テレビで番組紹介されてるのを見たんですけど、沙絵が手話を巧みに使いこなしていたなー…。
個人差は大きいんですけど、中途失聴になってからたった4年でここまで手話を巧みに使いこなす、っていう人は、正直言って、むしろ「ほとんどいない」と思います(苦笑)。
中途失聴者が手話をマスターするのって、実は、かなりの困難を伴うことが多いんですよ。
まぁ、ドラマだから多少は誇張があってもいいかもしれませんけど、それでもやっぱり、中途失聴者としては「うーん…」って思ってしまいます。筆談を使う部分とかがもっとあってもいいんじゃないかなぁ。それに加えて、「聴覚障害者=手話」という発想が「いかにも」って思っちゃいましたし。
ただ、中途失聴者の心理については意外と丁寧に描いている、という第一印象を持ちました(まぁ、実際に始まるドラマを見てみないと何とも言えないですけど)。

あっ、まもなくドラマが始まりますネ。
ごらんになった方、できればコメントをどうぞ。お待ちしています。

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